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2006年12月14日 (木)

サンタがくれたおほしさま Ⅸ

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朝になってゆうくんは目が覚めました。

あの後どうやって帰ってきたのかも、ほとんど覚えていません。

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ひょっとして夢だったのかしら?

あわてて枕もとを見ると、ちゃんと飛行機のラジコンが置いてありました。

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「ゆうくん、ゆうくん!いつまで寝てるの?もうお昼よ」

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ママが階段の下から呼んでいます。

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テーブルにつくと、とてもおいしそうなサンドウィッチとオレンジジュースが用意してありました。

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「チーズケーキも後で切ってあげるからね」

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ママは今日もニコニコ笑っています。

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ゆうくんはそんなママをずっと見ていました。

ママがこんなに優しかったなんて気が付かなくなってたのかもしれません。

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「ゆう太はチーズケーキなら半分くらい食べれちゃうからな」

パパは新聞を読みながら笑っています。

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ゆうくんは、ふと思い出しました。

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「ママ、それ切っちゃだめ!」

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ゆうくんはサンドウィッチをいそいで口の中へ押し込むと、チーズケーキを箱ごと受け取りました。

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「ちょっと出かけてくるよ」

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「まぁ、そんな大きいケーキ持ってどこに行くの?」

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ママが話しかけても、もうゆうくんは聞いていません。

自分の部屋へ行って、コートと手袋を持って走ってきました。

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「あ・・・」

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ドタバタとリビングにもどってくると、

「ママ、サンドウィッチありがとう。おいしかったよ。じゃあ、行って来まぁす」

と行ってしまいました。

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「あら。ありがとうだって」

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パパとママは顔を見合わせて不思議顔。

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