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2006年12月13日 (水)

サンタがくれたおほしさま Ⅳ

サンタさんはゆうくんのくつしたの中をガサゴソとさぐると、手紙を見つけました。

「ほほう、ラジコンか。ようし、わかった、わかった。空を飛べる薬はあげられないが、ラジコンを出してやろう」

でもサンタさんは白くて大きな袋を持っていません。

その代わりにピカピカ光るおほしさまをひとつ手のひらに乗せました。

「さぁおほしさま。いつもいい子にしているこの子のためにラジコンになっておくれ」

サンタさんがそう話しかけたとたん、おほしさまはゆうくんが前からほしがってた飛行機のラジコンに変わってしまいました。

「す、すごい・・・」

寝たふりをしてうす目を開けて見ていたゆうくんは、今、目の前で起こっている夢のような出来事に、声をあげておどろいてしまいました。 

もっとおどろいたのはサンタさんのほうです。

「やや、ぼうや。眠っていたんじゃなかったのかね」

「うん。ボク、サンタさんがちゃんとラジコン持ってきてくれるか気になって起きてたんだ。ねぇ、サンタさんってまほう使いなの?それならぼくに空を飛ぶ薬もちょうだい」

「困ったな。空飛ぶ薬はあげられないよ。そのかわりにラジコンをあげただろう」

「やだやだぁ」

ゆうくんのわがままが始まりました。

「じゃあ・・・」

と言って、チラッと窓の外をながめたかと思うと、

「サンタさんのソリに乗せてもらうからいいやーい」

と言いながら窓を飛びこえ、サンタさんのソリに飛び乗ってしまいました。

サンタさんのソリにはまだこれからまわる、よい子のためのプレゼントになってくれるおほしさまがいっぱい乗っていました。

けれど、ゆうくんが勢いよく飛び乗ったおかげでおほしさまがいくつかキラキラ光りながらこぼれて消えていってしまいました。

「ああ、なんてことを・・・」

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